キャラメモ

◇道標、時和村世界軸

海川(ひろうみかわ)

※うみかわともいう

水は生命の始まりとされ尊敬の意を込められた苗字。

治癒能力を持った海川一族は代々巫女として時和村ひっそりとその力を継承して行った。

生命=母=女性ということからその力は女性にしか受け継がれる事はない。

しかしあくまで人間であるため人間の生命活動が基準となっている。

山奥の村に住むのはその特異の能力を悪用されないためで時和村の村長も担っている。

文樹(あやき)

樹齢によりその時を刻み世界の移り変わりを観察するとしてつけられた苗字。

仙人として生まれる為、性別はなく正確には人間でもない。

集落を築く事はなく聖域として杜を所有している。

平均年齢が500歳と長寿だが天敵がいない故人口が少ない。

基本は老いで生命活動を終えるが例外に平均寿命以上に生きながらえる者もいる。

子孫は杜に生える樹の根から生まれるらしい。

ただしかなり希少なので滅多に若者は見ることができない。

炎燕(えんえん)

その昔、火を起こす事は大変であり夜を越すためにその灯りに縋った人々がその姿を崇め読んだ名。

全身が仄かに発熱し皮膚の所々に溶岩のような硬く鉱物化した箇所がある。

当然人間ではないが本人自体も出自を自覚しておらず各村や街を転々としては酒屋でくつろぐことから燕の意も込められているのだとか。

旅の道中火を配りその貰い手に火燈と名を与えその力を継承している。

火燈(ひとぼし)

上記の通り炎燕から火を貰い受けた者のみが名乗れる名。

勿論、誰でも火を貰えるわけではないらしいが炎燕の匙加減は誰にも解らない。

今路(いまじ)

各村を結ぶ道を作る者。

未だかつて固有名詞として成り立ち老いを見せることなくひたすらに土地を結ぶ事のみをしている変わった人物。

険しい山々の土を慣らしたり石や木材を用いて階段を作ることもあるが後述する橋渡、田畑の専門とする場では身を引くのだとか。

一説にはモグラの混血だとも言われ抜け穴を作り上げることもあるという。

しかし、人々は土を慣らしている姿しか見た事はない。

橋渡(はしわたし)

放浪する天狗の一族。

納める山が高天原との出入り口となったといわれ、人々のためにその翼を役立てるよう橋を掛けることを命じられたといい伝えられている。

今では橋を作ることを専門に請け負い生計を立てている。

地上を歩む事しかできない人々にとって救いの橋掛けはいつしか信仰対象となり「渡しの舞」として橋が完成した際には男女一組で踊るのが慣わしとなっている。

これは「七夕」の物語をモチーフとしていて川で遮られた者同士が再会を祝うという場面を表すそう。

田畑(たばた)

出自は不明のミステリアスな男性。

博識で様々な植物や土壌に精通し農作においてわからないことがあれば尋ねにいくのが一番早いと言われる通称「農作博士」。

食は生活の基本の為尋ね人も多く最近では彼の式神のが各地に滞在することから田畑自身は化狐なのではないかと噂される。

しかしその知識を手放す事は考えられない故に直接問いただす人間は現れない。

伊賀専(いがたうめ)

上記田畑の式神で狐の尻尾を持つ青年達。

とても柔和で土を耕すことも積極的に手伝いを申し出ることからお年寄りや女性にはもっぱら人気である。

その人当たりの良さに妬んだ男性が何か手を出そうものならその土地は枯れると言われ男性からは畏怖の対象にもなっているらしい。

◆高天原への出入り口の護人の一族

葛城(かつらぎ)、天魔反(あまのがえし)、弊立(へいたて)、蒜山(ひるぜん)、生犬(おいぬ)、常陸(ひたち)、春米(つくよね)、八頭(やず)、高野(たかの)、川上(かわかみ)、黒部(くろべ)、身曾岐(みそぎ)

それぞれの一族が出入り口を守護しているとされているが言及は控える。

近場ではしゃぐ子どもに話を聞くと他家は何人としてもその門の敷居を跨ぐのを許されないのだという。

親には「我が身可愛さに好奇心を棄てろ」とさえ言われたのだとか。

各一族は皆揃って白装束をまとい市女笠を付けている事から素顔を見ることは殆どない。

代々護人の家計同士でしか婚約を赦されていない為、最近では近親婚による遺伝が問題となっているらしい。

◆黄泉国に関係する人々

墳塋(おくつき)

亡くなった者のために墓を作り埋葬する一族。

常に無表情で無口であり声を聞いた事がある者はいないとされる。

一説には墓の土地神、付喪神ではないかとも言われているが真相は謎である。

喪服を常に身につけている。

松江(まつえ)

黄泉の国への坂道を守護する一族で入口に酒場を建て夜も灯りが消える事はないように努めている。

様々な霊から地上を守るため戦闘能力が高い。

またその黄泉の気を多く受けているからか人間とはとても言い表せない骸が剥き出しの姿だとされる。

しかし、剽軽な性格で陽気で明るく夜は酒盛で盛り上がっており人々を怯えさせないため忍者のような服装で笠を常に着用している。

酒屋の娘は巳扇(みおうぎ)といい松江一族と代々地上を守護する白い大蛇の化身と言われている。

熊野(くまの)

黄泉の国への裏道があると言われる花窟神社を守る一族。

直接的に神社に関与をする事はないものの、危機があった際に対応できるように警備をしていると言われている。

が、人目に着くことは滅多になく通常は山の中でひっそりと暮らす大熊だとも伝えられている。

村に熊野という良く働く大男がいるがその人かどうかは知る由もない。